この技術文書では、Symantec Messaging Gateway(SMG) にインストールされているライセンスの有効期限が終了した後の動作についてご紹介しています。
Symantec Messaging Gateway(SMG)
SMG は、インストールされているライセンス期限が終了した際「フェイルオープンモード」にて動作します。
ライセンス期限終了後、以下の機能は引き続き動作します
メール配信関連
・メール配信
以下メニューにて指定されているMTA あてに配信されます
- プロトコル - SMTP - ドメイン - (ドメイン内) 配信タブ
- 管理 - ホスト - 設定 - (ホスト名) - SMTP タブ
・アドレスマスカレードならびに、エイリアス
・Data Loss Prevention systems (DLP) 連携
ただし、SMGに設定されているポリシーアクションは有効になりません。
・MTA のDNS 検証
メニュー: プロトコル - SMTP - 設定
・送信者認証
ただし、SMGに設定されているポリシーアクションは有効になりません。
・TLSで保護されたメール配信とドメインごとのTLS設定
コントロールセンター関連
・管理コンソールへのアクセス
・メッセージ監査ログ
・バックアップ(スケジュール/手動)
・レポート
スケジュール機能にて生成・配信されるレポートは引き続き処理されますが、ライセンス期限終了にともない停止する機能に関するデータは含まれません
・スパムおよび、コンプライアンス検疫に隔離されたデータの消去
・スキャナの待ち行列管理
ライセンス期限終了後、以下の機能は停止します
・以下項目にて設定されているポリシー
- レピュテーション
- スパム
- マルウェア
- 脅威対策
- コンテンツ
・コンテンツ暗号化
・マルウェアならびにスパム対策に利用されるルールセット(定義ファイル)の更新
・ソフトウェアのアップデートならびにパッチへのアクセス
[その他の注意事項]
Messaging Gatewayのライセンスに「猶予期間」がなくなりました。メッセージのフィルタリングは、ライセンスの終了日に終了します。