Windows環境でPrivileged Access Manager Server Control ( 以下 PAMSC)のインストール完了後、fips_only=1、tls12_only=1設定を行うと以下のメッセージが出力され、selangができない。
C:\Program Files\CA\PAMSC\bin>selang
セキュリティ サーバから暗号鍵を取得できませんでした
所有者の秘密鍵を取得できません
暗号鍵の取得に失敗しました
セキュリティ サーバから暗号鍵を取得できませんでした
所有者の秘密鍵を取得できません
暗号鍵の取得に失敗しました
警告: ホストにも PMDB にも接続されていません。
OS:windows2016
Product: CA Privileged Access Manager Server Control (EndPoint) 14.1 CP4
FIPS モードは通信等で指定の暗号化などを利用したモードになります。
本件ではインストールの途中で SSL 通信を指定し証明書を暗号化していました。
このため、以下のマニュアルに記載されているようにFIPSモードでは暗号化された証明書を利用できず、selangの起動に失敗していました。
sechkey ユーティリティ - X.509 証明書の設定
https://techdocs.broadcom.com/jp/ja/symantec-security-software/identity-security/privileged-access-manager-server-control/14-1/450358563/450358657/450358719/450358721.html
インストール時には SSL 通信の設定で証明書の暗号化を選択せずに完了させて、インストール後に fips_only を
1に設定することで問題を解消できます。