注: この文書は SEP for Linux バージョン 14.3.1169.0100 またはそれ以前のバージョンのみを対象としています。SEP Linux Agent 14.3 RU1 (14.3.3384) 以降については Symantec Linux Agent のトラブルシューティング を参照してください。
SEP for Linux はどのようなデバッグログを生成し、ログファイルと構成ファイルはどこにあり、ログはどのように構成されているかを知りたい。
バージョンや選択した機能の違いにより、以下すべてのログが確認できるわけではありません:
sylink (Symantec Endpoint Protection Manager (SEPM) との通信ログ) は /var/symantec/sep/Logs/debug.log に保存されます。
sylink デバッグログを有効にするためには、以下の内容で新しく /etc/symantec/sep/log4j.properties を作成します。
log4j.appender.A1=org.apache.log4j.FileAppender
log4j.appender.A1.fileName=/var/symantec/sep/Logs/debug.log
log4j.appender.A1.layout=org.apache.log4j.PatternLayout
log4j.appender.A1.layout.ConversionPattern=%d{%Y-%m-%dT%H:%M:%S.%l%Z} %t %p %c{2} %m%n
log4j.rootCategory=DEBUG, A1
その後以下のコマンドで smc デーモンを再起動します:
sudo service restart smcd
vpdebug ログは /opt/Symantec/symantec_antivirus/vpdebug.log に保存されます。
有効にするためには以下のコマンドを実行します:
cd /opt/Symantec/symantec_antivirus
sudo symcfg add --key '\Symantec Endpoint Protection\AV\ProductControl\' --value 'Debug' --data 'ALL' --type REG_SZ
vpdebug を無効にするには --data に空の文字列を指定し上記を繰り返します。
sudo symcfg add --key '\Symantec Endpoint Protection\AV\ProductControl\' --value 'Debug' --data '' --type REG_SZ
警告: SEP for Linux の vpdebug ログは短期間で肥大化します。
lux の拡張デバッグログ記録を有効にするには、 以下の内容で /etc/symantec/lux.logging.conf を作成します。
logger.enabled=true
logger.level=debug
logger.sink=file
logger.sink.file.filePath=/opt/Symantec/LiveUpdate/Logs/devlux.log
複数の devlux_####.log ログファイルが生成され、それぞれの後に liveupdate プロセスの PID が付加されます。
オプションで "logger.sink=console,file" を設定して、LiveUpdate コマンドライン(savup liveupdate -u)が lux デバッグログ を stdout に出力させるようにすることもできます。
defutil ログはデフォルトで /opt/Symantec/virusdefs/defutil.log (例) に保存されます。ログ名は以下の設定で指定されています; "defutil.log" がここでは使用されていますが、その他でも構いません。 Defutil ログは もし LiveUdpdate ログでセッションは正常に終了したが定義がまだ適用できていないという場合に使用します。 例えば, "Failure in post processing" のエラーが LiveUpdate で表示された場合などです。デバッグログを有効にするには /etc/symc-defutils.conf を編集するか作成し、[defutillog] セクションが存在しない場合は追加し、defutillog_name=defutil.log を加えます。
symc-defutils.conf の例:
[defutillog]
defutillog_name=defutil.log
SEP 14.2 以降では、symc-defutils.conf を編集する前に最初に空の defutil.log ファイルを /opt/Symantec/virusdefs ディレクトリに作成してください。
システムイベントログは、デフォルトでは /var/symantec/Logs/syslog.log に保存され、常に有効です。
システムイベントログに含まれるイベントには以下のようなものがあります: