通常、WSS Agentの接続先は、Cloud Secure Web Gateway (旧名Web Security Service [WSS]) Cloud Traffic Controller サービス (CTC) からの応答に基づいて、
最寄りのデータ センターに接続されます。
CTCサービスは、ユーザーのGlobal IPのGEO Locationに基づいて、最も近いデータセンターを決定します。
場合によっては別のデータセンターに接続テストをすることで、発生している問題が現在接続している
データセンター固有の問題であるか確認が可能な場合があります。
これはWSS Agentで可能であり、トラブルシューティングの観点から役立ちます。
手動での接続は、通信の問題を絞り込むためのトラブルシューティングでのみ実行することが可能であり、
通常運用時に使用することはサポート対象外となります。
WSS Agent connecting to Cloud Secure Web Gateway
PC端末上でWSS Agentが接続する場所を制御するには、wssadアプリケーションを使用します。
管理者は、最初にCloud Secure Web GatewayポータルでConnectivity->WSS Agent->WSS Agent Configurationから
'Disable Tamper protection'を有効(チェックボックスをON)にしてからPC端末上で次のコマンドを実行する必要があります。
Windows - 管理者権限でコマンドプロンプトから実行
[特定のデータセンターに接続]
"C:\Program Files\Symantec\WSS Agent\wssad.exe" -p dpOverride=データセンターのIPアドレス
テストが完了したら、必ずオプションを削除してください。削除しないとユーザーは引き続きこのIPアドレスにアクセスします。 オプションを削除するには下記コマンドを実行します。
[オプションの削除]
"C:\Program Files\Symantec\WSS Agent\wssad.exe" -e dpOverride
macOS (Catalina and prior) - sudoを使用してrootとして実行
[特定のデータセンターに接続]
sudo /opt/symantec/wssa/wssad -p dpOverride=データセンターのIPアドレス
[オプションの削除]
sudo /opt/symantec/wssa/wssad -e dpOverride
macOS (Big Sur and later) - sudoを使用してrootとして実行
[特定のデータセンターに接続]
sudo "/Applications/Symantec WSS Agent.app/Contents/MacOS/wssad" -p dpOverride=データセンターのIPアドレス
[オプションの削除]
sudo "/Applications/Symantec WSS Agent.app/Contents/MacOS/wssad" -e dpOverride