Data Center Security Server Advanced(以下 DCS)のサーバーとコンソールをインストールしているマシンへ、Symantec Endpoint Protection Manager(以下 SEPM)をインストールしたところ、DCS のサーバーや起動しなくなり、UMC コンソールへもログインできなくなった。
DCS 6.8, 6.9, 6.9.1
SQL Server Browser サービスが起動していないことが原因です。
今回のように SEPM 等の SQL Server を用いる製品をインストールすると、DCS 用とは別に SQL Server のインスタンスが作成されます。複数のインスタンスが稼働する環境では、接続先のインスタンスを判別するために SQL Server Browser サービスが稼働している必要があります。
DCS のサービスは DCS 用の SQL Server インスタンスへの接続を、デフォルトではインスタンス名で指定しています。このように複数の SQL Server インスタンスが稼働している環境には、インスタンス名での接続を補助する SQL Server Browser サービスが必要になります。このサービスは Microsoft SQL Server や SQL Server Express をインストールすると自動的に作成され、デフォルトでは無効になっていることがあります。そこで SQL Server Browser サービスの起動設定を確認し、もし無効や手動になっているようでしたら自動起動へ変更し、DCS サーバーのサービスが起動するまでに SQL Server Browser サービスが開始するようにしておきます。