本KBでは、Email Security.cloud を契約されたお客様が最初に実施する、プロビジョニング作業(ドメイン登録、インバウンドIP登録、メールリストの登録)の流れについてご説明いたします。
Email Security.cloud
この画面では、操作は発生しません。最初のドメインおよびインバウンド経路の入力が完了するまで、ClientNetにログインする度にこのスクリーンが表示されます。進めるには“次へ”をクリックしてください。ウィザードの適切な段階へ誘導します。
この画面では、お客様がドメイン登録のために行う必要がある設定内容を紹介しております。また、シマンテックからのアップデート情報を受け取るための連絡先のメールアドレスを入力していただきます。本プロセスの進捗に関するメールが送付されます。画面右上にある”?”のアイコンは、プロビジョニングの各行程におけるヘルプを提供します。
ドメイン登録を行うには下記の条件を満たしている必要があります。
ドメイン名を入力後、右の[検査]をクリックするとサービス側からドメインのチェックが行われます。チェックにて問題がない場合、失敗した場合は、それぞれ以下の画面が表示されます。
ドメインのチェックに成功した場合
ドメインのチェックに失敗した場合
ドメインを追加するには、ドメインの所有者であることを示す必要があります。所有権の確認には2つの方法があります。
1. Eメールによる確認(短時間で完了できるため推奨)
・Eメールが、ドメイン内の事前に設定されたアカウントリストにある1つのアドレスに送付されます。このアドレスは、通常ドメイン管理者にしかアクセスできません。
・このメールには「検証キー(Validation Key)」が含まれています。このキーは次のステップで必要となります。
2. DNSによる確認:GUI上に表示されるコード
・ドメインの問い合わせのために、DNSレコード上に、TXTレコードを作成する必要があります。
・この所有権の証明は、登録対象となるドメインに管理者としてアクセスできることを確認するために必要となります。
・確認に要する時間は、ドメインに適用されているTTLに応じて変わります。
※ 「悪用」はabuse@、「セキュリティ」はsecurity@のアドレスに送付されます。
インバウンド経路のチェックに失敗した場合は、以下の画面が表示されます。
・ ここでは3種類のオプションがあります。
1. メールアドレスのリストファイルをアップロード
メールアドレスのリストは、1行1メールアドレスの形でテキストファイルを作成してください。
2. ドメイン登録完了後すぐにアドレス同期ツール:Schemusを使えるよう指定
3. 個別にアドレスを追加
・ 警告:もし、完全なメールアドレスが登録される前に、MXレコードがクラウドを指すよう変更されると、リストに登録されていないメールアドレスは、メールが受信できなくなってしまいます。
・ アドレス登録は非常に重要なステップとなります。プロビジョニング処理を進める前に、確認のウィンドウが表示されるため、管理者は再度アドレスリストを確認いただくことを推奨いたします。
DNSのTXTレコードによるドメイン所有者確認を選択した場合
メールによるドメイン所有者確認を選択した場合
DNSのTXTレコードによるドメイン所有者確認を選択した場合
エラーの例:
正常にドメイン登録が完了した場合: