このドキュメントはメール送信元となるサーバーのIPアドレスが「公開ブロックリスト」に登録されてしまっていた場合の対応について説明しています。
Symantec.cloudが参照している公開ブロックリスト:
Platform Layer:
XBL (Exploits Block List)
SBL (Spamhaus Block List)
Service Layer:
PBL (Policy Block List) (レポート上の表記は「DUL」)
上記のいずれも外部の非営利団体による運営となり、Email Security.cloudとして信頼しているスパムデータベースとなります。
なお、登録されてしまった際の解除対応についてはそれぞれの団体にて当該IPアドレスの所有者が解除申請を行う必要があるとしておりますため、弊社サポートでは解除対応は受付致しかねますことを予めご了承下さい。
※ご契約時、若しくはトライアル設定の際、弊社プロビジョニング担当者は上記のリスト以外にもお客様メールサーバの一般的な公開ブロックリストへの登録状況を確認しており、登録が確認された場合、初期設定を中断させて頂く場合がございます。初期の設定後は原則として上記の3つの公開ブロックリストのみ参照しております。
[各リストについて]
1. XBL (Exploits Block List)
XBLとは:
XBLは非営利団体「Spamhaus」にて運営されているスパム発信元のデータベースです。
同組織により、オープンリレー状態のサーバを検知したり、実際にスパムを送信しているサーバの調査が行われており、異常な動作を確認した際、データベースにスパムの発信元として登録されます。(詳細についてはXBLのFAQをご参照下さい)
https://www.spamhaus.org/xbl/
なお、Email Security.cloudにおいて、このXBLはプラットフォームレイヤでの利用をしており、サービス内においてお客様により承認送信者リスト(いわゆるホワイトリスト)にご登録頂いてもバイパスして頂くことができません。そのため、万が一送信元メールサーバのIPアドレスがXBLに登録されてしまっている場合、お客様側にて送信元様にご確認頂き、登録解除の手続きを行っていただく必要がございます。
また、実際に送信元様メールサーバがスパムを送信してしまっている場合、直ぐにまた登録されてしまう可能性があるため、スパムを配信しないよう根本的な対処を頂く必要がある場合があります。
2. SBL (Spamhaus Block List)
SBLとは:
SBLは非営利団体「Spamhaus」にて運営されているスパム発信元のデータベースです。
同組織の調査により、スパマーのコントロール下にあると分析されている送信元(ボットネット等)の情報が登録されます。(詳細についてはSpamhausのFAQをご参照下さい)
https://www.spamhaus.org/sbl/
なお、Email Security.cloudにおいて、このSBLはプラットフォームレイヤでの利用をしており、サービス内においてお客様により承認送信者リスト(いわゆるホワイトリスト)にご登録頂いてもバイパスして頂くことができません。そのため、万が一送信元メールサーバのIPアドレスがSBLに登録されてしまっている場合、お客様側にて送信元様にご確認頂き、登録解除の手続きを行っていただく必要がございます。
また、実際に送信元様メールサーバがスパムを送信してしまっている場合、直ぐにまた登録されてしまう可能性があるため、スパムを配信しないよう根本的な対処を頂く必要がある場合があります。
3. PBL (Policy Block List)
PBLとは:
PBLは非営利団体「Spamhaus」にて運営されているエンドユーザ用IPアドレスレンジのデータベースです。同組織の調査により、ISP等が配下のユーザにダイナミックにIPアドレスを割り振っているIPアドレスレンジ情報を登録しています。これは、原理として、通常メールを送信するメールサーバは個別に割り当てられたIPアドレスを持っているため、例えばダイヤルアップやADSL等、固定のIPアドレスを割り当てないIPアドレスからはメールが送信されない前提があるため、本来メールが送信されてこないはずのIPアドレスレンジとして運営されています。(詳細についてはSpamhausのFAQをご参照下さい)
https://www.spamhaus.org/pbl/
なお、PBLに登録された送信元について、Email Security.cloud では前述のXBLやSBLとは違う取り扱いをしており、お客様の設定により承認送信者リスト(いわゆるホワイトリスト)に特定アドレスをご登録いただくことにより、バイパスしていただくことが可能です。但し、実際にはプラットフォームレイヤを抜けたスパムメールの半数以上がPBLに登録されたIPアドレスレンジから送信されてきており、スパムメールの有効な遮断方法の一つとなっています。
登録状況の確認と解除申請について:
下記のリンクより登録情報検索・解除ページにアクセスします。
下記の赤線の部分にIPアドレスもしくはドメイン情報を入力し検索(Lookup)をクリックしてください。
結果が「~ has listing」となっていた場合は解除を行っていただく必要があります。解除の方法は結果が表示されたページに案内がありますのでご確認下さい。
https://check.spamhaus.org/