この技術情報は、GDisk を使用してハードディスクをワイプ(消去)実行する方法を説明します。
Ghost Solution Suite 3.3
端末のハードディスクを廃棄や移管する際にハードディスクから古いデータを復元できないように消去することが必要となる場合があります。
GDiskユーティリティ(GhostSolution Suite 3.3 に含まれます)は、安全なディスクワイプ機能を含む多目的ディスク管理ユーティリティです。
GDiskのセキュアディスクワイプ機能は、米国国防総省(DoD)5220.22-M標準に従ってデータをワイプします。
この規格に基づいて、次の消去操作が6回実行されます。
GDiskを実行してディスクを安全にワイプする
GDiskは WinPE 上で(GDisk32.exeまたはGDisk64.exe)または Linux(Gdisk)のプリブートオペレーティングシステムから、次の構文を使用して実行できます。
gdisk64 disk / diskwipe / dodwipe
次の表で、GDiskコマンドライン要素について説明します。
エレメント | 説明 |
gdisk | GDisk.exe(DOSの場合)やGDisk32.exe(WinPEの場合)など、使用されるGdisk実行可能ファイル。 |
disk | ワイプする物理ディスク。ディスクを1〜128の番号に交換してください。 |
/ diskwipe | ディスクワイプを実行するようにGDiskに指示します。 |
/ dodwipe | DoD標準を満たす必要なワイプを実行するようにGDiskに指示します。 |
例:gdisk64.exe 1 / diskwipe / dodwipe
このコマンドは WinPE 上で GDisk64 を実行し DoD 標準を使用して1番目のドライブをワイプします。