スパムとして過剰に検出されたメッセージを「誤検知の提出」メニューより提出すると、「この電子メールは、スパムに分類されていません」と表示され電子メールサンプルを提出できない。
電子メールがEmail Security.cloud のスパムスキャンにてスパムと判定されているにもかかわらず「誤検知の提出」ではスパムとして判定されていないのはなぜか知りたい。
関連技術情報:
Error: "553-Message filtered" for legitimate email incorrectly marked as spam (broadcom.com)
Submitting a spam false positive for investigation when unable to use the Anti-Spam submission portal (broadcom.com)
「誤検知の提出」 メニューはSkeptic(ヒューリスティック技術)とスパム定義を利用してにてスパムチェック(スキャン)を実施します。
調査対象の電子メールがまだスパムとして分類されている場合にのみ電子メールサンプルを受け入れます。
「誤検知の提出」にてスパムとして判定されない場合、以下の要因が考えられます。
スパム過剰検出の要因となったSkepticまたはスパム定義が修正・削除された
調査対象の電子メールを「誤検知の提出」にてスキャンした時点で検出に利用されたSkeptic技術またはスパム定義が既に修正・削除されていた場合、この電子メールはスパムとして判定されません。
スパム対策技術にて利用されるSkepticまたはスパム定義は最新のスパム動向に基づいて24時間365日リアルタイムで更新されます。
こちらに該当する場合は必要となる対応はございません。
Skeptic(ヒューリスティック技術)とスパム定義以外の手法にて検出された
スパム対策技術(Skepticまたはスパム定義)以外の検出方法にてスパムとして判定された可能性が想定されます。
スパムとして判定された電子メールのメッセージヘッダを参照することで、どの検出方法によってスパム判定されたかをご確認いただけます。
Skeptic(ヒューリスティック技術)による検出
Skeptic にて検出された場合、以下のタグ情報がメールヘッダに追記されます
X-Spam-Flag: YES
X-SpamInfo: spam detected heuristically
または、電子メールログ追跡の項目「セキュリティスキャン」 内の理由にもX-SpamInfo と同様の情報が記録されます。
スパム定義による検出
スパム定義にて検出された場合、以下のタグ情報がメールヘッダに追記されます
X-Spam-Flag: YES
X-SpamInfo: filtered by Signaturing System
または、電子メールログ追跡の項目「セキュリティスキャン」 内の理由にもX-SpamInfo と同様の情報が記録されます。