イメージファイルの保存場所を他のドライブに変更する方法
search cancel

イメージファイルの保存場所を他のドライブに変更する方法

book

Article ID: 215789

calendar_today

Updated On:

Products

Ghost Solution Suite

Issue/Introduction

Ghost Solution Suite 3.x コンソールのジョブを使用して、イメージの取得および展開を実施している。
イメージファイルはデフォルトでCドライブ上に保存されるが、保存場所を他のドライブに変更したい。

Resolution

イメージファイルの保存場所を他のドライブに変更する手順です。

1. 共有フォルダの設定

イメージの保存場所を他のドライブに変更するには、保存先となるドライブ上に共有フォルダを作成します。
    1) [Windowsのスタート] -> [管理ツール] -> [コンピュータの管理] をクリックします。
    2) 左ペインで、[システムツール] -> [共有フォルダ]ー -> [共有]をクリックします。
    3) 右ペインに、共有フォルダの一覧が表示されます。
       eXpress(GSS3.xがデフォルトで使用する共有フォルダ)を右クリック -> [プロパティ] をクリックします。
       [共有のアクセス許可]タブに設定されている内容をメモします。 
    4) 左ペインで、[共有] を右クリック -> [新しい共有]をクリックします。
    メニューに従い、イメージの保存先となるドライブ上に新しい共有フォルダを作成します。
       例)共有フォルダ名は Images として作成します。
    5) 右ペインに追加された新しい共有フォルダ(例:Images)を右クリック -> [プロパティ] をクリックします。
    [共有のアクセス許可]タブの設定内容を、eXpressと同じになるように変更します。

2. ブートイメージファイルの作成

イメージ保存先となる共有ドライブの情報を組み込んだブートイメージファイルを作成します。

 a) PXEをご利用の場合
  1) コンソールを起動後、[ツール] > [PXE Configuration] をクリックします。
  2) [PXE Serverのブートメニューオプション:共有構成] で、[新規] をクリックします
  3) 新規共有メニューオプション 画面にて任意の名前を入力します。(例:PXE_BOOT とします)
   "WinPE" と "x86","x64" を選択し、 [イメージの作成方法] で
   "Boot Disk Creator" を選択し、[ブートイメージの作成] をクリックします。
  4)[構成の作成] 画面が開いたら、"プリブートオペレーティングシステム"(例: Windows PE5.x)を選択し、[次へ] をクリックします。
  5)[Windows PE ハードウェアデバイスドライバ] 画面は、[次へ] をクリックします。
  6)[TCP/IP プロトコルの設定] 画面は、"DHCP Server からIPアドレスを取得する" が選択されていること確認し、
    [次へ] をクリックします。
  7)[Ghost Solution Suite Server の通信] 画面では、"サーバーのIPアドレス" にコンソールのIPアドレスが
  表示されていることを確認し、その他はデフォルトのまま [次へ] をクリックします。
  8)[ネットワーク接続] 画面では、サーバの以下のアカウント情報等を入力し、 [次へ] をクリックします。
   ユーザ名: administrator
   パスワード: administratorのパスワード
   パスワードの確認: administratorのパスワード
  9)[ネットワークドライブマッピング] 画面で、[ドライブ(D)]のドロップダウンリストから、ドライブレターとして N: を選択します。
  10) [参照]ボタンを押し、ネットワークドライブに割り当てる共有フォルダ名(例:Images)を指定します。
  11) [次へ]で進みます。
  12)[オプション コンポーネント] 画面はすべてデフォルトの状態で [次へ] をクリックします。
  13)[構成の概要] 画面で正しくネットワークドライブのマッピングが追加されているか確認します。
   例)ドライブマッピング
   M: \\サーバ名\eXpress
   N: \\サーバ名\Images
  14)[構成の編集] 画面は、[次へ] をクリックします。
  15)[ブートディスクのメディアタイプ] 画面で、"PXEブートイメージ" と "自動化ブート" が
  選択されていることを確認し、[次へ] をクリックします。(処理の完了まで30分程度かかります)
  16)[ブートイメージの作成] 画面は、[次へ] をクリックし、[完了] をクリックします。
  17)[新規共有メニュー オプション] 画面に戻ったら、[OK] をクリックし、[共有構成] に追加されたことを確認します。
  18) "PXE Configuration Utility"画面で、[保存]ボタンを押します。
  19) 保存が完了したら[OK]ボタンを押して、"PXE Configuration Utility"を終了します。
  
 b) Automation Foloder をご利用の場合
  1) コンソールを起動後、[ツール] > [Boot Disk Creator] をクリックします。
  2) "Boot Disk へようこそ"画面で "新規構成を作成する" のチェックが入っている状態で [OK] をクリックします。
  起動メニューが表示されていない場合は、 [ファイル] > [新規構成] をクリックします。
  3) "Boot Disk Creator - 構成の作成"画面で、 "この構成の名前を入力する"に任意の名前を入力します。(例:PXE_BOOT とします)
  4) "プリブートオペレーティングシステム"(例: Windows PE5.x)を選択し、[次へ] をクリックします。
  5) "Windows PE ハードウェア デバイス ドライバ"画面は、デフォルトの状態で [次へ] をクリックします。
  6)[TCP/IP プロトコルの設定] 画面は、"DHCP Server からIPアドレスを取得する" が選択されていること確認し、
    [次へ] をクリックします。
  7)[Ghost Solution Suite Server の通信] 画面では、"サーバーのIPアドレス" にコンソールのIPアドレスが
  表示されていることを確認し、その他はデフォルトのまま [次へ] をクリックします。
  8)[ネットワーク接続] 画面では、サーバの以下のアカウント情報等を入力し、 [次へ] をクリックします。
   ユーザ名: administrator
   パスワード: administratorのパスワード
   パスワードの確認: administratorのパスワード
  9)[ネットワークドライブマッピング] 画面で、[ドライブ(D)]のドロップダウンリストから、ドライブレターとして N: を選択します。
  10) [参照]ボタンを押し、ネットワークドライブに割り当てる共有フォルダ名(例:Images)を指定します。
  11) [次へ]で進みます。
  12)[オプション コンポーネント] 画面はすべてデフォルトの状態で [次へ] をクリックします。
  13)[構成の概要] 画面で正しくネットワークドライブのマッピングが追加されているか確認します。
   例)ドライブマッピング
   M: \\サーバ名\eXpress
   N: \\サーバ名\Images
   
   正しければ「完了」で終了します。
  14) "ステップ5 中1:ブートディスクのタイプ" の画面は、[キャンセル] で閉じます。
  15) ファイル -> 終了 で、Boot Disk Creator を閉じます。
  16) Automation Foloderをクライアントマシンにインストールします。対象のクライアントコンピュータのアイコンを右クリックします。
  17) [高度] -> [AutomationFolderのインストール] をクリックします。
  18) 構成のプルダウンの中から、構成(例:PXE_BOOT)を選択します。
  19) OK をクリックするとインストールが開始されます。(インストールの完了まで30分程度かかります)
  20) インストールが完了するとクライアントのプロパティ -> [全般] -> "インストールされている Automation Fold"が"はい"になります。

3. ジョブの作成

イメージファイルの場所として変更先の共有ドライブを指定します。

 a) イメージ作成ジョブの作成
  1) コンソール画面左下のシステムジョブフォルダを右クリック -> [新規ジョブ]
  2) 新規ジョブをクリックし、右ペインの[追加] -> [ディスクイメージの作成] をクリックします。
  3) [イメージを格納するロケーション] -> [オプションの選択] ボタンをクリックします。
  4) [自動化プリブート環境でアクセス可能な任意のドライブ文字を使用する]にチェックします。
  5)  共有フォルダのドライブレターを指定します。
    例) N
  6) "イメージパスを指定します:"にイメージファイル名を指定します。
    例) N:\Image.GHO
  7) [OK]を押して、イメージロケーションのオプションの画面を閉じます。
  8) PXEをご利用の場合は、自動化プリブート環境に"PXE_BOOT(自動選択)"を指定します。
  9) [完了] ボタンを押してジョブの作成を終了します。
 
 b) イメージ展開ジョブの作成
  1) コンソール画面左下のシステムジョブフォルダを右クリック -> [新規ジョブ]
  2) 新規ジョブをクリックし、右ペインの追加 -> [ディスクイメージの配布] をクリック
  3) [イメージを格納するロケーション] -> [オプションの選択] ボタンをクリックします。
  4) [自動化プリブート環境でアクセス可能な任意のドライブ文字を使用する]にチェックします。
  5)  共有フォルダのドライブレターを指定します。
    例) N
  6) "イメージパスを指定します:"にイメージファイル名を指定します。
    例) N:\Image.GHO
  7) [OK]を押して、イメージロケーションのオプションの画面を閉じます。
  8) PXEをご利用の場合は、自動化プリブート環境に"PXE_BOOT(自動選択)"を指定します。
  9) [完了] ボタンを押してジョブの作成を終了します。