z/OSをバージョンアップ後、DSLISTコマンドを発行すると急激にVLFが大量メモリを使用するようになりました。
DSLISTの仕様が変更されたのですか?
また、対応方法はありますか?
Release : All
OS : z/OS
これまでに、DSLISTコマンドの動作仕様はz/OSのバージョンに依存しておりません。
対応策としては、CAPTUREでの同コマンドの発行を抑止していただくか、OPTIONS NOUSEBLKを指定してから
同コマンドをご利用いただくかのどちらかをご検討ください。
<ご参考>
DSLISTはデータ・スペース(UseBlkが設定されている場合)内のページに関する情報を収集するために
データ・スペース内のページごとにIARQDSPD(IBMのページステータスインターフェース・ルーチン)を
呼び出しています。
このIARQDSPDのリターン・コードが0xC(ページの状況はステータスは判別されていない)の場合
そのページを参照するため、そのページが実ストレージにロードされる可能性があります。
そのためVLFアドレス空間の実ストレージの増加につながると考えられます。
IARQDSPDはIBM社のルーチンであるため、弊社では確実にはわかりかねますが、VLFもしくは、v2.3以降
データスペースに関わる変更でVLFデータスペースページがIARQDSPDでは確実に判別できない状況に
なったことで今回の事象につながった可能性があると考えられます。
ご利用のz/OSのバージョンによって、IARQDSPDから返されるリターンコードに違いがある場合
その対応につきましては、IBM社にご照会いただけますようお願いします。
Old Japanese Knowledge document ID: JTEC002974
Broadcom Mainframe製品のFAQについては、以下のリンクからご確認ください。