VTS利用時のワークファイル処理について
CA 1でテープボリュームをワークファイルとして使用する場合、JCL上でRETPD=0(即時スクラッチ)を指定します。
この機能を利用して、VTSのテープボリュームを使用するとVTS側のステータスが"PRIVATE(保存中)"と表示されます。
但しCA 1のTMCのステータスは、ワークファイル扱いのためTMC上は”SCRATCH"のステータスとなります。
この結果、当該ボリュームは、VTS側で"PRIVATE(保存中)"の状況を維持するため、VTS側にてスクラッチに変更しない限り使用できない状況に陥ります。
Release: ALL
Component: CA 1
対応策
CA 1の初期パラメータでTMOOPT00内のWRKFLSオプションをNOします。
WRKFLSをNOにする事によりRETPD=0で作成されたテープも必ず1日の保存期限を持つ事になります。
これにより1日経過する事により保存期限は満了しますので、通常のTMSCLEAN処理時にVTSに通知されることになりますのでTMCと同期が取れるようになります。
関連KD:
JTEC002969 : CA 1のCBR3620IとCBR3621Iメッセージの対応について(Article Id: 206957)
JTEC000657 : CA1のバージョンアップを行なっていますが、IBMのVTSとインターフェースを再度設定する必要がありますか?(Article Id: 134652)
Old Japanese Knowledge document ID: JTEC002980
CA 1のその他のFAQについては、以下のリンクからご確認ください。
CA 1 FAQ一覧表