CA 1のTMCに登録されていないVOLUMEをIBM仮想テープ装置(以下VTS)に登録したところ
下記のメッセージが出力されて、CA 1以外のVOLUMEが登録できない状況となりました。
CBR3620I ENTRY OF VOLUME nnnnnn INTO LIBRARY LIBC0 FAILED.
CBR3621I ENTER REQUEST IGNORED BY THE CARTRIDGE ENTRY INSTALLATION EXIT
(CBRUXENT).
CA 1とVTSのインターフェースのために、CA 1で提供されているCBRUXENTを利用しています。
この問題の解決方法について教えてください。
Release: ALL
Component: CA 1
原因:
このメッセージの発生原因は、CA 1側から提供しているCBRUXENTは、CA 1のTMCに格納されていない
VOLUMEは受け付けない仕様になっています。この理由のため当該メッセージが出力されています。
対応方法:
CA 1提供のCBRUXENTに対してTMCに登録のないVOLUMEを許容するようにカストマイズします。
修正手順:
1.CAI.CTAPJCL(CTSJUCBX)をRESTOREします。
2.CAI.CTAPSAMP(CTSUXENT)を修正します。
CAI.CTAPSAMP(CTSUXEJC)も同様に修正します。(※1)
ASKCA DS 0H 00028400
LA R1,LQUERY POINT TO PARM LIST 00028500
LA R15,LINKPARM POINT TO LINKS PARMLIST 00028600
SVC 6 DO LINK 00028700
* 00028800
B *+4(15) BRANCH ON RC 00028900
B RC0 SCRATCH 00029000
B RC4 APPEND 00029100
B RC8 NOWRITE 00029200
B RC12 OUT-OF-SERVICE 00029300
B RC16 FOREIGN 00029400
B RC20 ERROR 00029500
EJECT 00029600
上記のRC16部分を以下のようにRC4へ変更します。
変更前 B RC16 FOREIGN 00029400
変更後 B RC4 FOREIGN 00029400
修正前の事前の確認として、"B RC16"の右側にある行番号が変わらないように修正してください。
3.CAI.CTAPJCL(CTSJUCBX)を再実行します。
※1
修正前に必要に応じて、修正対象メンバーのバックアップを採取してください。
CTSUXENTとCTSUXEJCは、それぞれCA1側でのソース名です。
実際のVTSで稼働するUSER-EXIT名と概要。
CBRUXENT:CARTRIDGE ENTRY INSTALLATION EXIT(VTSのVOLUMEを入庫時に動作します)
CBRUXEJC:CARTRIDGE EJECT INSTALLATION EXIT(VTSのVOLUMEを排出時に動作します)
英文ナレッジ:Article ID: 130310
Old Japanese Knowledge document ID: JTEC002969
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