IBM仮想テープ装置(以下VTS)を新規導入して、テープジョブを実行しましたが、CA1のTMCにVTSのVOLUME情報が反映されません。
CA 1とVTSのインタフェースのために、以下の処理を実施しています。
(1)Prefix.CTAPOPTN(TMOOPT00)内のROBSCRを"YES”に設定。
(2)TMCのROBTYフィールドの内容をTMSUPDTEにて、X'81'に更新。
(3)CA 1で提供されるサンプルEXIT CBRUXENT、CBRUXEJCOをDFSMS側に反映するためにPrefix.CTAPJCL(CTSJUCBX)を実行。
なぜこのような問題が発生するのでしょうか?
Release: ALL
OS: z/OS
CA 1管理下のテープ処理時に、TMCが更新されない場合は、以下の内容をご確認ください。
A) CA 1のUSER-EXIT:TMSXITAにてBYPASS処理をコードしている。
B) CA 1の実行モードがINACTIVE(CA1非稼働)、BATCH ACTIVE(バッチ処理)でテープ処理を実行している。
C) テープ処理のJCLにEXPDT=1998/000やRETPD=0が設定されている。
※上記を確認しても問題の原因が見つからない場合には、下記の資料採取してテクニカルサポートへご照会ください。
・テープ処理のJOBLOG
・CA1のメンテナンス情報確認のため、以下の2つのJCLを実行してレポートを採取してください。
サンプルJCL格納先:
Prefix.CTAPJCL(TMSSTATS)
Prefix.CTAPJCL(TMSCKLVL)
・CA 1のテープVOLUME情報確認のため、対象VOLUMEに対してPrefix.CTAPJCL(TMSBINQ)を実行してレポートを採取してください。
サンプルJCL
//TMSBINQ EXEC TMSBINQ
//TMSBINQ.SYSIN DD *
VOL=xxxxxx
/*
Old Japanese Knowledge document ID: JTEC002964
CA 1のその他のFAQについては、以下のリンクからご確認ください。
CA 1 FAQ一覧表