z/OS 1.13からz/OS 2.3へアップしたところ、SUBSYS指定のCA Compress処理で、IEC190Iメッセージが出力されます。
//SMPOUT DD DISP=SHR,DSN=TSTUSR01.TEST.CMPOUT,
// DCB=(RECFM=FB,LRECL=00900,BLKSIZE=27900),
// SUBSYS=(ZSAM,SHRK,SUPEREXP)
IEC190I TSTUSR01C,GO.STEP1,SYS00001 INVALID DCBE: DCBE ID IS NOT 'DCBE'
当メッセージは、CA Compress処理対象外のデータセットには出力されず、z/OS 1.13でも出力されていませんでした。
IEC190Iメッセージ出力の原因や影響を教えてください。
Release : All
Component : CA Compress Data Compression
CA Compressの観点からは、
「z/OS 2.3では、OSがデータセット参照でDCBEを使用しており、
SUBSYS経由でのCA Compressデータセット処理でもDCBEが参照され、
ユーザープログラムがDCBEを使用していないことでIEC190Iが出力された」ことが推測されます。
当メッセージは情報メッセージでCA Compressの処理に影響はありませんが、
ユーザープログラムがDCBEを使用するように修正するか、
SUBSYS経由ではなくCA Compressテーブルにデータセット情報を定義することで、
当メッセージは解消されます。
Old Japanese Knowledge document ID: JTEC002960