SEPM の Tomcat サーバーのログは、標準では <SEPM インストールフォルダ>\tomcat\logs フォルダに保存されます。個々のタスクのイベントは、タスク名を含むログファイルに記録されます(例えば、メインの SEPM タスクは scm-server と呼ばれており、このタスクに関連したイベントは scm-server-0.log と scm-server-1.log に記録されます)。全ての SEPM Tomcat サーバーのログの標準の最大サイズは 9.5 MB です。SEPM Tomcat サーバーは、それぞれのログについて、標準で 2 個のログファイルを保持します(一つは「現在のログ」、もう一つは「以前のログ」)。「現在のログ」が最大サイズまで達すると、Tomcat サーバーは「現在のログ」の内容を「以前のログ」に移し、新しい「現在のログ」を作成します。
デフォルトの設定では十分な情報が収集できない場合に、Tomcat ログのログレベルを変更したり、ログのデフォルトのサイズや数を変更することができます。
注: レポートや通知、プロキシ認証などの追加のデバッグログ出力を有効にするには、[追加の conf.properties ログ設定] の項を参照してください。
conf.properties に下記の行を追加することで、通常ではログを生成しない特定のコンポーネントの調査や、(例えば複製やコンテンツ配信など)大量のログデータを生成するコンポーネントを調査するために、ログファイル数やサイズを変更することができます。
行 | 目的/詳細 |
---|---|
scm.log.logcount=10 |
デフォルトでは、それぞれの種類の 2 つのログファイルが保持されます。現在のログが -0.log で終わるファイル、以前のログが -1.log で終わるファイルとなります。scm.log.logcount 設定により、以前のログファイルの保持数を増加させることができます。この設定は、大量のログデータを生成するコンポーネントを調査する際に役立ちます。 |
scm.log.logsize=100000000 |
デフォルトでは、それぞれのログファイルは 9.5 MB まで保存できます。9.5MB を超えた場合、現在のログが *-1.log となり、新しい空の *-0.log ファイルが作成されログ記録が続行されます。scm.log.logsize の設定は、それぞれのログファイルのサイズを増やすことができます。値は「バイト」で指定され、例えば 100000000 では約 100 MB のサイズとなります。 |
scm.log.troubleshoot=<log folder>;<log folder> |
この設定は SEPM がデータベースにアップロードしているログのトラブルシューティングに役立ちます。通常 SEPM の inbox フォルダのファイルはデータベースへのアップロードが成功すると削除されます。scm.log.troubleshoot の設定は、指定されたフォルダ内のログファイルをアップロード後に、拡張子 .BAK のファイルとしてログを保存することができます。inbox 以下のフォルダを追加する際にはセミコロン(;) で区切って指定ができます。ディスクの領域が必要となりますので、一時的な設定として利用してください。 ログを保存したいフォルダを、セミコロンで区切って追加してください。下記のフォルダのログを保存することができます。
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scm.sr.troubleshoot=1 |
定時レポートのトラブルシューティングに利用します。実行された定時レポートのコピーが .mht フォーマットで tomcat\temp フォルダ内に保存されます。 |
scm.mail.troubleshoot=1 |
この設定では、追加のメールのデバッグ出力が tomcat\logs\stdout-0.log ログファイルに保存されるようになります。 |
scm.proxy.debug=1 |
プロキシ認証に関連する追加のデバッグ出力が有効になります。 |
scm.content.localtroubleshooting=1 |
(SEP 12.1 RU5 以降) 定義ファイルの差分生成に関連したデバッグ出力を有効にします。 |