CA Datacom/AD:DBUTLTYを実⾏すると、DB10059Eエラーで失敗しました
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CA Datacom/AD:DBUTLTYを実⾏すると、DB10059Eエラーで失敗しました

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Article ID: 141619

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DATACOM - AD

Issue/Introduction

CA Datacom/AD v14.0へバージョンアップ後にDBUTLTYを実行すると、つぎのエラー・メッセージが出力されました。
どのような対処をすればよいですか?

 DB10059E DDNAME RESERVED FOR DATACOM AREA

Environment

OS: z/OS

Resolution

先ず前提として、DBUTLTYの実行JCLのSYSINにおいて、BACKUP機能やLOAD機能などで指定するDDNAME=パラメータ(2)のDD名は、JCL上の対象とするデータセットのDD名(1)に対応して一致していなければなりません。

【実行JCL】 DBUTLTY/LOAD機能のサンプル例
//STEP    EXEC PGM=DBUTLTY,Y,REGION=6M,PARM='/PGMMONTH=1'
//STEPLI B DD DISP=SHR,DSN=your.cai.datacom.CUSLIB
//         DD DISP=SHR,DSN=your.cai.datacom.CAAXLOAD
//SYSPRINT DD SYSOUT=*
//CXX      DD DISP=SHR,DSN=your.cai.datacom.CXX
//CXXIN    DD DISP=SHR,DSN=your.cai.cxxbkup  … (1)
//SYSIN    DD *
 LOAD AREA=CXX,DDNAME=CXXIN … (2)
/*

CA Datacom/AD v14.0において、DDNAME=パラメータに対応するJCL上のDD名のデータセットに対して、それが既に存在するシステムファイルやインデックス・エリアまたはデータ・エリアのデータセットを誤って上書きしないように、DBUTLTYのチェック強化が行われました。
このチェック強化により、以下の3パターンでDDNAME=パラメータおよびJCL上のDD名を指定した場合は、ジョブ実行すると予約されたDD名としてDB10059Eエラーになります。
したがって、これら3パターンのDD名の指定に該当しないように見直してください。

● 3バイトのDDNAME=パラメータおよびJCL上のDD名を指定する場合
⇒ DD名の下2バイトの”XX”は、システムファイルのエリア名として予約しています。
(エラーとなる指定例)[JCL上のDD名]               : //ZXX DD DSN=XXXX.XXXX.XXXX, ....
                [DDNAME=パラメータ]  : .... ,DDNAME=ZXX
● 6バイトのDDNAME=パラメータおよびJCL上のDD名を指定する場合
⇒ DD名の下3バイトの”001”から”999”までは、データベースIDとして予約しています。
(エラーとなる指定例)[JCL上のDD名]               : //PAY001 DD DSN=XXXX.XXXX.XXXX, ....
                   [DDNAME=パラメータ]  : .... ,DDNAME=PAY001
● 7バイトのDDNAME=パラメータおよびJCL上のDD名を指定する場合
⇒ DD名の下4バイトの”1000”から”9999”までは、データベースIDとして予約しています。
(エラーとなる指定例)[JCL上のDD名]                : //SYS1000 DD DSN=XXXX.XXXX.XXXX, ....
                   [DDNAME=パラメータ]  : .... ,DDNAME=SYS1000