CA Datacom/AD r14.0のインストールで、DBSIDPRモジュールを生成するジョブ(ACCUS01)にてアセンブルをすると、リターン・コードが12で返され、アセンブル結果のログには以下のメッセージを出力していました。
なお、DBSYSIDマクロの定義でDSN_***=パラメータには、「SYS1.DATACOM.V14R00.MYMUF.CXX」のデータセットを指定して、DBSIDPRモジュールのアセンブルをしました。
** ASMA254I *** MNOTE *** 3+ 4,DSN_*** MUST INCLUDE '???'
** ASMA254I *** MNOTE *** 5+ 12,ERRORS ENCOUNTERED;
SYSID MODULE NOT GENERATED
OS: z/OS
CA Datacom/AD r14.0から提供のSIMPLIFY機能を使用すると、MUF起動プロシージャのJCL上にてCA Datacom/ADのシステムファイル(CXX、LXX AFXX)のデータセットを指定せずに、SIMPLIFYモードでMUFを起動させること
ができ、間違ったシステムファイル(CXX、LXX、FXX)が使用をされないようにデータセットを保護します。
以下のDBSYSIDマクロの定義にて、SIMPLIFY_MODE=パラメータで「YES」を指定すると、SIMPLIFY機能は有効になります。
DSN_***=パラメータには、システムファイル(CXX、LXX、FXX)をダイナミックに割り当てるために使われるデータセットのプレフィックス名を指定し、”???”の文字ストリングは変更しないでください。
MUFは、DBSIDPRモジュールでのDSN_***=パラメータの設定に基づき、”???”をシステムファイル(CXX、LXX、FXX)のデータセット名に置換え、ダイナミックに割り当てることができます。
今回のアセンブル・エラーを解決するには、DSN_***=パラメータに「SYS1.DATACOM.V14R00.MYMUF.???」を指定してください。以下はダイナミックに割り当てられるデータセットです。
SYS1.DATACOM.V14R00.MYMUF.CXX
SYS1.DATACOM.V14R00.MYMUF.LXX
SYS1.DATACOM.V14R00.MYMUF.FXX
【DBSYSIDマクロの定義】
TITLE 'DATACOM/DB - DBSIDPR FOR INDIVIDUAL LOGICAL MUF'
DBSYSID X
SIMPLIFY_MODE=YES, X
CXXNAME=CXX^NAME, NAME OF THE CXX X
DSN_***=CAI.NEWHLQ.CXX^NAME.???, X
FORCE_DSN_CXXNAME=NO, YES OR NO X
CONSOLE_MINUTES=2, TIME BETWEEN AUTOMATIC STATUS CMDS X
DELAY68=2, X
DELAY85=1, X
DELAY_DBUTLTY_SECURITY=NO, EXTERNAL SECURE YES/NO X
TARGET_MUF_LIST=(CXX^NAME), X
CONNECT_ALLOW_PRIORITY=(LOCAL)
END