CA Endevorファイルは、どのようにバックアップするべきですか?
Release:ALL
週次と日次でバックアップを行うことを推奨させていただきます。
以下は、推奨されるバックアップのプロセスです。
1. DFDSSによる週次(土曜日か日曜日)のバックアップを実行してください。
(PACKAGE FILE、MCF、ELEMENT CATALOG、ACMROOT、ACMXREF、BASE/DELTA、etc...)
注:バックアップ処理以外のファイルアクセスを避けるため、DISP=OLDで実行してください。
2. DFDSSによるバックアップが正常に終了した後、'CHECKPOINT ONLY'のパラメータを使用したCA EndevorのFULL UNLOADを実行してください。
これは、通常のFULL UNLOADではなく、CHECKPOINT情報(バックアップのタイムスタンプ)のみを更新し、UNLOADを実行しません。
DFDSSのバックアップがあれば、その時点までは復元することが出来ます。
また、大量にエレメントを保持している環境のUNLOAD処理は、非常に多くの処理時間を要するため、DFDSSで対応いただくことを推奨させ ていただきます。
UNLOADのサンプルJCLは、導入時に作成された'Prefix.endbas.CSIQJCL'に'BC1JUNLD'として格納されています。以下は、'CHECKPOINT ONLY'のサンプルです。
サンプルJCL:
// JOB
//BC1JUNLD EXEC PGM=NDVRC1,REGION=4096K,PARM='C1BM5000'
//STEPLIB DD DISP=SHR,DSN=Prefix.endbas.CSIQAUTU
// DD DISP=SHR,DSN=Prefix.endbas.CSIQAUTH
//CONLIB DD DISP=SHR,DSN=Prefix.endbas.CSIQLOAD
//BSTIPT01 DD *
UNLOAD FULL
FROM ENV env
SYS *
CHECKPOINT ONLY.
//UNLODNN DD DSN=Prefix.full.UNLOAD,
// UNIT=SYSDA,VOL=SER=xxxxxx,
// SPACE=(CYLK,(10,10)),
// DISP=(NEW,CATLG,DELETE),
// DCB=(LRECL=4200,BLKSIZE=0,RECFM=VB)
//C1SCL1 DD DSN=Prefix.SCL,
// UNIT=SYSDA,VOL=SER=xxxxxx,
// SPACE=(TRK,(5,1)),
// DISP=(NEW,CATLG,DELETE),
// DCB=(LRECL=80,BLKSIZE=6160,RECFM=FB)
//SYMDUMP DD DUMMY
//SYSUDUMP DD SYSOUT=*
//C1MSGS1 DD SYSOUT=* DETAIL REPORT
//C1MSGS2 DD SYSOUT=* SUMMARY REPORT
UNLOADユーティリティに関しましては、Administrating - Unload, Reload, and Validate Utilityをご参照ください。
注:UNLOAD処理(INCREMENTAL、FULL)は、システムレベルでENQを使用し、実行中はCA Endevorシステムのアップデートを防ぎます。
3. FULL UNLOADのCHECKPOINT ONLYが正常終了した後、日次のINCREMENTAL UNLOADを実行してください。
これは、CA Endevorの各ENVIRONMENTのために実行されることを推奨させていただきます。
以下は、INCREMENTAL UNLOADのサンプル SCLです。
//BSTIPT01 DD *
UNLOAD INCREMENTAL
TO DDNAME dddddddd
FROM ENV env
SYS * .
このプロセスによって、CA Endevor環境に何か問題が発生しても、それを復元することができるバックアップを保持することが出来ます。
また、アクシデントによって何かが削除された場合、UNLOADデータからTRANSFERによってリカバリーを行うことも可能です。
容易なバックアップとリカバリーのためにUNLOAD/RELOADの実行を推奨させていただきます。
Old Japanese Knowledge Document ID : JTEC001031