SAML認証時、以下のような認証スキームのロード・初期化のメッセージとともに、エラー" Unable to establish administration context."がsmps.logに出力されることがあります。
行1: [SmAuthServer.cpp:332][INFO][sm-Server-02750] Loaded authentication scheme samlidp:####. Version 1536 . TransactionMinder(tm) SAML authentication scheme
行2: [SmAuthServer.cpp:361][INFO][sm-Server-02760] Initialized authentication scheme samlidp:####
行3: [XPSSecurity.cpp:685][CXPSSecurity::ValidateAdmin][ERROR][sm-xpsxps-04390] Unable to establish administration context.
Release: r12.5x
Component:CA Single Sign-On, SiteMinder Federation
SAML認証時、Policy ServerはSecurityContextから取得した認証情報を使い、XPS(eXtensible Policy Store)にログインしますが、SecurityContextを取りに行き、存在しなかった場合に、上記のエラーが出力されます。
しかし、他のエラーメッセージが同時に出力されておらず、上記メッセージのみであれば、SecurityContext自体はその後の処理で取り出され、SAML認証処理は正常に動作していることになります。
そのため、他のエラーメッセージが同時に出力されていない場合には、対処は必要なく、メッセージは無視しても問題ありません。