CA7ONL起動時に以下のようなワーニングメッセージが出⼒されました。
CA 7のDBでテーブルHIL770の使⽤率が80%を超えているようで、これらのデータセットを拡張したいと思っています。
どのような⽅法で拡張すればよいでしょうか。
CAL2SM00I Area: AWH DBID: 0770 Full: 0.40%
CAL2SM00I Area: AWL DBID: 0770 Full: 27.77%
CAL2SM00I Area: AWS DBID: 0770 Full: 3.33%
CAL2SM00I Area: DFS DBID: 0770 Full: 41.19%
CAL2SM01W Area: HIL DBID: 0770 Full: 89.44% DSN: CA7.HIL770
CAL2SM00I Area: HIS DBID: 0770 Full: 69.44%
CAL2SM00I Area: IXX DBID: 0770 Full: 58.32%
CAL2SM00I Area: JOB DBID: 0770 Full: 63.33%
CAL2SM00I Area: MIN DBID: 0770 Full: 50.00%
Release:R12.0 and higher
OS: z/OS
CA 7 r12.0のDBのテーブルの拡張⽅法は以下の通りです。
1.CA7ONLを停⽌します。
2.既存データのEXPORT処理の実施(prefix.CAL2JCL(AL2DBEI))
現在DBに格納されているデータをEXPORTします。
SYSINパラメータのEXPORTには、お客様固有のDB名称を指定します。(デフォルトは、CA7DBLG)
DB名称が不明な場合には、このジョブを実⾏する前にprefix.JCLLIB(CA07ENV)を実⾏することでDB名称の確認ができます。
(注:CA07ENVの実⾏は、CA7ONLが稼動中でなければなりません)
3.データセットの割り当てサイズの⾒積もり処理(prefix.CAL2JCL(AL2DCC30))
上記2にて、EXPORTしたデータをEXPORT DDに指定します。
SYSINパラメータのFILEHLQには、ご利⽤中のDBのテーブル名称のprefixを指定します。
VOL、UNITには、お客様のシステム環境でご利⽤中の名称を指定してください。
GROWTHパラメータ(デフォルト50)には、増加させたい容量パーセントを指定します。
例)現在の容量より20%増加させたいときは、GROWTH=20と指定します。
当ジョブのSYSPUNCH DDに、後続処理のAL2DCC40で利⽤できるデータセットの割り当て⽤のJCLが出⼒されます。
必要に応じて、このSYSPUNCH DDをデータセット形式にしていただいても結構です。
4. DB拡張処理(prefix.CAL2JCL(AL2DCC40))
上記3にて作成されるSYSPUNCH DDの内容を当JCLに組み込みます。(JCL上にコメントが記載されています)
なお、当処理では以下の処理が⾏なわれています。
①DBのファイルのCLOSE(※)
②DBのバックアップ
③DBのリネーム
④DBの再アローケションと初期化
⑤DBのリストア(②にてバックアップしたものリストアします)
⑥DBのWRITE処理
⑦DBのCONFIRM処理
※当ジョブ実⾏時に、データセットのWAITが発⽣した場合には、①と②以降のSTEPを分割して実⾏してください。
最初から分割して処理していただいても結構です。
5. CA7ONLの再開
◎データベースのバックアップ、リカバリーや再編成などの詳細に関してはCA Workload Automation CA7 Edition - Programmingの『Datacom/AD Database Backup, Recovery, and Tuning』に記載されております。
Old Japanese Knowledge document ID: JTEC002088
CA 7のその他のFAQについては、以下のリンクからご確認ください。
CA 7 FAQ一覧表