11.0 から 12.0 へアップグレードする予定です。
現在CA JCLCheck ERROR EXIT、CAZ1XERRにて、
特定のメッセージについて「$WA」を参照し、メッセージ変数内容を検証後、メッセージ出力/抑止を判断しています。
12.0でも 11.0の CA JCLCheck ERROR EXIT、CAZ1XERRをそのまま使用できますか?
Release: 12.0
OS: z/OS
CA JCLCheck 11.0 のPTF RO10569以降、
メッセージ変数の設定は、「$WA」から「$WA2」へ変更となりました。
当変更により、CA JCLCheck本体が設定したメッセージ変数を、
ERREXIT CAZ1XERR内で確認する場合、
その参照箇所を「$WA」から「$WA2」へ変更する必要があります。
ただし、$JCLGLBL内のフィールド「$WA」自体は、
そのまま80バイトの「GENERAL PURPOSE WORKAREA」として使用可能で、
メッセージ出力マクロ$JCLERR内で旧リリースと同じように参照できます。
したがって、他EXITで「$WA」へメッセージ変数を設定し、
ERREXIT CAZ1XERR内で参照するユーザーカスタマイズ仕様の場合、
「$WA」から「$WA2」への変更は必要ありません。
ERREXIT コード例:
旧リリースでの$WA参照コード
CAY6341 EQU *
CLC $WA+1(2),=C'06' CAY6341 STARTS 06 ?
BNE KEEP NO, KEEP MESSAGE
12.0では$WA2を参照するように修正
CAY6341 EQU *
CLC $WA2+1(2),=C'06' CAY6341 STARTS 06 ?
BNE KEEP NO, KEEP MESSAGE