JCLCheck : IDCAMSで不正なDSN指定時、CAY6066Eメッセージが出力された
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JCLCheck : IDCAMSで不正なDSN指定時、CAY6066Eメッセージが出力された

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Article ID: 135391

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JCLCheck Workload Automation

Issue/Introduction

11.0から12.0にアップグレードしました。
IDCAMSのSYSINに不正なDSNを指定した場合のチェック結果において、11.0と12.0で出力されるメッセージが異なります。
この差違の要因は、11.0 ⇒ 12.0の変更点によるものでしょうか?

<検証対象のサンプルJCL>

//IDCAM1 EXEC PGM=IDCAMS
//SYSPRINT DD SYSOUT=*
//VOL1     DD DSN=VSAM.TEST1,DISP=SHR
//SYSIN    DD *
 DELETE-
 VSAM.TEST2 -
 FILE(VOL1)
/*
//
●11.0
CAY6079E DATA SET 'VSAM.TEST2' SPECIFIED AS OLD OR SHR, BUT CANNOT BE FOUND
●12.0
CAY6066E DATA SET 'VSAM.TEST2' NOT FOUND ON VOLUME 'vvvvvv'

Environment

Release: 12.0
OS: z/OS

Resolution

CAY6079E と CAY6066E のメッセージ差異は
11.0 SP01のPTF RO58039による修正の結果となります。

当PTFにより、IDCAMS DELETEでFILE指定があるJCLで、
FILEで指定されたファイルを参照して削除すべきケースでも
カタログ情報を参照してしまう事象を修正しています。

したがって、当JCL検証によるメッセージCAY6079EからCAY6066Eへの変更は、
11.0から12.0間のPTFによる障害対応の結果となります。

IDCAMS DELETE でFILEキーワードが指定されたケースでは、
VOLUME情報が出力されるCAY6066EがCAY6079Eメッセージより適切なメッセージで、
12.0が仕様通りの動作です。

Additional Information

Old Japanese Knowledge document ID: JTEC000602
 
CA JCLCheckのその他のFAQについては、以下のリンクからご確認ください。