11.0から12.0へアップグレードしたところ、以下のJCLにてCAY6119Eメッセージが出力されました。
この事象はISPF、バッチ共に出力されます。 11.0では出力されていませんでしたが、正しいでしょうか?
<検証対象のサンプルJCL>
//TACH301C JOB (401000000),CAJ,CLASS=A,MSGCLASS=A,REGION=0M
//S01 EXEC PGM=IKJEFT01
CAY6119E DD STATEMENT "SYSTSIN" IS REQUIRED BY PROGRAM "IKJEFT01" BUT WAS NOT PROVIDED
CAY6119E DD STATEMENT "SYSTSPRT" IS REQUIRED BY PROGRAM "IKJEFT01" BUT WAS NOT PROVIDED
Release: 12.0
OS: z/OS
12.0での動作が正常です。
IKJEFT01ステップを検証する際には、DDステートメントのSYSTSPRTとSYSTSINに対して割り当てされているか検証して、
今回はそのDDステートメントが存在しない為にCAY6119Eメッセージが出力されました。
この動作は、オンラインチェック、バッチチェックとも同じです。
この対応は、11.0のPTF:RO41654によって修正されており最新の12.0にも同様の対処が行われております。
対応策
IKJEFT01ステップでDD SYSTSPRTとSYSTSINの指定なしで、
CAY6119Eメッセージを抑止したい場合はオプションにJOBTYPE(T)を指定します。
オンラインチェックの場合
LOGONプロシジャ内のEDCHKDDにJOBTYPE(T)を指定
バッチチェックの場合
JCKOPTにJOBTYPE=(T)を指定