CA ControlMinder実装ガイド、「Solaris 10ゾーンの実装」、「新しいグローバルゾーンの設定」における重要事項の追記です。
Release: All Version (Solaris10)
Component:
すべてのゾーンにCA ControlMinderをインストールする場合について上記ガイドに記載がありますが、
非グローバルゾーン(以下 NGZ)が以下の場合には、それらのNGZへのCA ControlMinderのインストールが
不完全な状態となりControlMinder起動(seload)がエラー※1となることが判明しています。
1. running状態になっていないNGZ
2. グローバルゾーンにControlMinderを導入以降に新たに作成したNGZ
※1 seos.iniが見つからない、seosdbが見つからないなどといったエラーが発生します。
対応:
パッケージ自体はそれらのNGZに展開されますので、それらのパッケージを削除した後、パッケージを個別にコピーして、
それぞれのNGZにCA ControlMinderをインストールし直してください。
手順:
1. グローバルゾーンからあらかじめCAeACのパッケージを対象NGZにコピーしておきます。
2. 上記のNGZに対してzlogin
3. パッケージの確認
# pkginfo CAeAC パッケージの確認
system CAeAC CA AccessControl (12.5.5.921) 導入されている場合、左記が表示
4. 必要に応じてselaodの実行がエラーになることを確認
(# seload seloadがエラーになります)
5. パッケージを削除
# pkgrm CAeAC
6. パッケージを個別にNGZにインストール
# pkgadd -G -d <CAeACパッケージ配置ディレクトリ> CAeAC