リモートデスクトップログイン時にgrace値が2減算される事象について
Release: All Version (Windows)
Component:
リモートデスクトップログイン時には、OS動作として2回のログインが発生します。
例)
DD MMM YYYY hh:mm:ss P LOGIN UserName 59 2 Terminal C:\WINDOWS\system32\lsass.exe
DD MMM YYYY hh:mm:ss P LOGIN UserName 1059 2 Terminal Terminal Services
環境によってはこの間隔が長くなる場合があり、CA ACが別々のログインと認識することがあります。
このとき、grace値を設定しているユーザの場合、grace値が2減算されてしまいます。
これを回避する為には、下記のレジストリ値で、2つの連続したログインの判定時間を調整します。
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HKEY_LOCAL_MACHINE¥SOFTWARE¥ComputerAssociates¥AccessControl¥SeOSD
TermSrvTimeout
端末サービス接続時に、認証エンジンが 2 回目の連続ログインを待機するタイムアウト(ミリ秒単位)を指定します。
デフォルト: 2000
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この値は、問題の発生する環境に応じて、最小限の値(2つのログインの発生時間の差分+α)を設定することを推奨させていただきます。