CA Access ControlでTrendMicro社のServerProtect™と共存する場合、
監査ログ上ですべてユーザのアクセスがrootユーザで記録される現象が発生します。
Release: All Version (UNIX/Linux)
Component:
CA ACと、TrendMicro社のServerProtect™が共存している場合、ACのカーネルモジュールと
ServerProtect™のリアルタイムスキャンのモジュールにおける処理において競合が発生します。
この競合のため、CA ACで正しいOSイベントが認識できないため、結果としてログインイベントが認識できず、
プロセスのオーナであるrootユーザのアクセスとして記録されます。
この現象を回避するには、以下のいずれかを選択してください。
ServerProtect™側のリアルタイムスキャンを停止する。
カーネルモジュールの起動順を常にServerProtect™ → CA ACとする。
つまり、ServerProtect™の再起動のタイミングが発生する場合は必ず、CA ACも停止しカーネルモジュールをアンロードして、上記順番で
再起動を行ってください。
ServerProtect™の再起動のタイミングについてはTrendMicro社にお問い合わせください。