CA AccessControl (以下CA AC)では、制御できるユーザIDの範囲をseos.iniのAllowedUidRangeで設定することができます。
このトークンに最大値(2147483647)を設定しユーザを作成すると、エラーが発生する事があります。
Release: All Version (UNIX/Linux)
Component:
CA ACではACで制御できるユーザIDの範囲を以下のトークンで制御することができます。
デフォルトでは以下のように設定されています。
seos.ini
…
[passwd]
AllowedUidRange = 100,30000
…
最大値に2147483647を設定しユーザの追加する場合以下のようなエラーが出力されます。
eTrust> eu test1 unix password(test1)
…
(localhost)
Unix :
======
日本語メッセージ:
エラー: USER test1 の作成に失敗しました。
既存のユーザに追加/更新できません(ユーザIDは存在します)。
英語メッセージ:
ERROR: Failed to create USER test1
Cannot add/update to an existing user (UID exists)
AllowedUidRangeは最大値としてLONG int(2147483647)まで登録可能となっております。
しかし、内部動作としてトークンに設定した分のヒープ領域を確保しようとします。
このときに領域が不足している場合、上記のエラーを出力しユーザの作成に失敗します。
次期集積PTF CR15では、このエラーメッセージの代わりに以下のメッセージを出力するように変更される予定となっております。
[日本語メッセージ]
ファイル システムに充分なスペースがありません。
[英語メッセージ]
There is not enough space on file system