UNIX版 AllowedUidRangeに最大値を設定し、ユーザ作成するとエラ ーが発生する
search cancel

UNIX版 AllowedUidRangeに最大値を設定し、ユーザ作成するとエラ ーが発生する

book

Article ID: 135040

calendar_today

Updated On:

Products

CA Privileged Identity Management Endpoint (PIM)

Issue/Introduction

CA AccessControl (以下CA AC)では、制御できるユーザIDの範囲をseos.iniのAllowedUidRangeで設定することができます。

このトークンに最大値(2147483647)を設定しユーザを作成すると、エラーが発生する事があります。

Environment

Release: All Version (UNIX/Linux)


Component:

Resolution

CA ACではACで制御できるユーザIDの範囲を以下のトークンで制御することができます。

デフォルトでは以下のように設定されています。

seos.ini

[passwd]

AllowedUidRange = 100,30000

最大値に2147483647を設定しユーザの追加する場合以下のようなエラーが出力されます。

eTrust> eu test1 unix password(test1)

(localhost)

Unix :

======

日本語メッセージ:

エラー: USER test1 の作成に失敗しました。

既存のユーザに追加/更新できません(ユーザIDは存在します)。

英語メッセージ:

ERROR: Failed to create USER test1

Cannot add/update to an existing user (UID exists)

AllowedUidRangeは最大値としてLONG int(2147483647)まで登録可能となっております。

しかし、内部動作としてトークンに設定した分のヒープ領域を確保しようとします。

このときに領域が不足している場合、上記のエラーを出力しユーザの作成に失敗します。

次期集積PTF CR15では、このエラーメッセージの代わりに以下のメッセージを出力するように変更される予定となっております。


[日本語メッセージ]

ファイル システムに充分なスペースがありません。

[英語メッセージ]

There is not enough space on file system