CA Access Control(旧:eTrust AccessControl、以下 CA ACと略記)では、suコマンド等によるユーザの成り代わりの制御を行うことが出来ます。
アプリケーションの内部動作により、setuidが設定されたプログラムでは、他ユーザへの成り代わりが発生し、予期せぬ動作を行うことがあります。
Release: All Versions (UNIX/Linux PIM)
Component:
CA ACでは、SURROGATEクラスを使用して、他のユーザへの成り代わりを制御することができます。
このクラスを有効にしている場合、suコマンド等での明示的な成り代わりの他にアプリケーションの内部動作としての
成り代わりもルールに基づき監査されます。
このため、telnetやftpコマンドのように内部的にrootへのsetuidが呼び出されたプログラムで代理要求を許可されて
いないユーザがプログラムを実行できなくなる可能性があります。
この場合以下の回避策のいずれかを行ってください。
1. SURROGATEクラスでrootへの成り代わりを許可し、ACLにてユーザの成り代わりを制御します。
2. SURROGATEクラスでrootへの成り代わりを禁止し、PACLにて特定のプログラムによるアクセスを許可します。
3. SPECIALPGMクラスにプログラムを登録し、SURROGATEイベントをバイパスすることで、アクセスを許可します。