CA PIM WindowsをMSCS環境で使用する際の注意事項について
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CA PIM WindowsをMSCS環境で使用する際の注意事項について

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Article ID: 134984

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Products

CA Privileged Identity Management Endpoint (PIM)

Issue/Introduction

CA Access Control(旧 eTrust Access Control、以下CA AC)をMSCSの構成において使用する際の注意事項を以下に記述します。

Environment

Release: All Version (Windows PIM)


Component:

Resolution

CA ACをMicrosoft 社のクラスタ環境であるMicrosoft Cluster Service(以下MSCS)に導入する際の注意事項について記述します。

1. MSCSの推奨構成

CA AC 8.0sp1 CR0704 以降をご使用の場合:

CA ACを導入する際、MSCSの構成はActive-Passive, Active-Activeのいずれの場合もサポートされるようになりました。

CA AC 8.0sp1 CR0703 以前、または、CA AC5.2をご使用の場合:

CA ACを導入する際、MSCSの構成はActive-Passiveでご使用ください。

上記バージョンではMSCS環境におけるCA ACのサポートはActive-Passiveに限定されており、Active-Active構成ではサポートされておりま

せん。

これらのバージョンでは、CA ACをMSCS環境へ導入する場合は、Active-Passive構成であることを前提として頂きますようお願い申し上げ

ます。

2. MSCS環境に運用する際の制限事項

MSCS環境でCA ACを運用するにあたり、下記の点が制限事項となります。

CA ACのサポート対象は各ノード上の独立したOSに限られます。

従いまして、MSCS環境特有のフェイルオーバ/フェイルバック処理時にのみ発生する事象については弊社のサポート調査対象外となり

ます。

(同じ事象が単一OS上では発生しない場合、サポートを受付けることが出来ない可能性がございます)

CA ACはMSCSを構成する各ノードに導入して下さい。

CA AC本体、監査ログ、ルールDBなど、CA ACのコンポーネントを共有ディスク上に導入しないでください。

各ノードに導入したCA ACには同一のルールを登録して下さい。

ルールの追加、修正、削除など、ルールの変更処理は各ノードに導入されている全てのCA ACに対して実施して下さい。

TerminalクラスによるPolicyManager等の管理端末の制御を行なう場合は、外部からの接続先として各ノードの物理ホスト名(もしくは

物理IPアドレス)を指定して下さい。

仮想ホスト名(もしくは仮想IPアドレス)を指定した場合、当該ホストへ接続出来ません。