Policy Server r12.51から新機能Agent Discoveryが追加されました。マルチマスタ ポリシーストア環境では、作成されたAgentInstanceオブジェクトにより、既存のオブジェクトがID競合のため上書きされ、既存オブジェクトが破損する場合があります。
マルチマスタ ポリシーストアでの環境ではAgent Discovery機能を無効にすることが推奨されます。
Release:
Component:
このポリシーストアの破損の問題を回避するために、以下のバージョンからAgent Discovery機能を無効化することができるようになりました。
• Policy Server R12.51 CR-07
• Policy Server R12.52 SP1 GA (Non-CR)
XPSConfigツールを用いて、新たな設定パラメータAgentDiscoveryEnabledに値"0"を指定して同機能を無効化します。(デフォルト値は"1"で有効化されています。)
以下の手順に従ってください。
1.Policy ServerをR12.51 CR07以上またはR12.52 SP1以上にアップグレードします。
2.コマンドプロンプトを開き<siteminder_home>\xps\ddフォルダに移動します。
3.以下のコマンドを実行します。
> XPSDDInstall SmMaster.xdd
4.XPSConfigツールを実行します。
> XPSConfig
5."SM"を入力してエンターキーを押下します。
6.メニュー"AgentDiscoveryEnabled"に対応する番号を指定してエンターキーを押下します。
補足:
Filterを指定することで速やかにメニュー番号を調べることができます。
a) "F" を入力してエンターキーを押下します。
b) フィルターとして"agent"を入力してエンターキーを押下します。
表示例:
7-AgentDiscoveryEnabled Type: Numeric Scope: Global
Desc: Indicates whether the Agent
Discovery feature is set to
Disabled|Auto Discover|Enabled:
0=Disabled, 1=Auto Discover,
Greater than 1=Enabled.
Current Value:"1" (default)
c) 表示例では"7" を入力してエンターキーを押下します。
7.値変更のため"C"を入力してエンターキーを押下します。
8.新しい値 "0" を入力してエンターキーを押下します。
9."Q"を3回入力してXPSConfigツールを終了します。
10.Policy Serverを再起動します。