Red Hat版Policy Serverの起動遅延について
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Red Hat版Policy Serverの起動遅延について

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Issue/Introduction

Red Hat Linux版Policy Serverでは、乱数生成処理の初期化のため起動が遅く時間がかかります。また、これは管理UIの起動についても同様です。

Environment

Release: r12 or later


Component: SMPLC, SMAUI

Cause

Red Hat Linuxは、/dev/randomと/dev/urandom の2種類の疑似乱数生成器を提供しています。

  • /dev/random へのアクセスはブロックされ、適切な乱数生成を待つこととなります。
  • /dev/urandom へのアクセスはブロックされることがありません。


Policy Serverは前者/dev/randomへアクセスして乱数生成処理の初期化を行うため、起動時の遅延が発生します。

Resolution

回避方法として、以下の手順でシンボリックリンクを作成して、/dev/urandomを使用してください。


# mv /dev/random /dev/origrandom

# ln -s /dev/urandom /dev/random

Additional Information

参照: ポリシー サーバのインストールの準備 - エントロピーの増加