CA ACの主要デーモンはお互いの稼動状態を監視する機能があり、監視対象となるデーモンが停止していることを
検知するとそのデーモンを再起動するメカニズムを持っており、killコマンドによるCA ACのデーモンの強制終了を防ぐことが出来ます。
CA ACが稼働中にシステムシャットダウンを行った時の動きはkill_ignoreトークンの設定により異なります。
kill_ignoreトークンをyesにした場合、CA ACは上記の自己保護機能によってOS側から発行されたkillコマンドを無視します。
しかしながら、システムシャットダウン処理中にCA AC自身が各デーモンを正常なシャットダウンシーケンスに則って終了させますので、
結果としては正常にシステムのシャットダウンが行われます。
Kill_ignoreトークンをnoにした場合、CA ACはOS側から発行されたkillコマンドを受け入れ、各デーモンは順次強制的終了することになります。
しかしながら、OSによる強制的な終了処理が、稀にCA ACのデーモンのデッドロック状態を誘発させ、
システムがハングアップしてしまう事例が報告されています。
従いまして、以下の何れかの対処を行って頂くことを強く推奨いたします。
:CA ACが稼働中にシステムのシャットダウンを行う場合はkill_ignoreトークンをyesに設定して頂く
:システムのシャットダウンコマンドを発行する前にCA ACを手動で停止して頂く
:CA ACの停止コマンドをシャットダウンスクリプトに追記して頂く
Release: All Version
Component: All Version