AllFusion Gen 6.5を使用してWebアプリケーションを開発する際のSession Timeout値の変更。
Release: AllFusion Gen 6.5
技術文書
コンポーネント:
ALLFUSION GEN RUN TIME, INTERNET CLIENT: 6.5
最終更新日:2005年10月4日
文書ID:TEC379911
概要:AllFusion Gen 6.5を使用してWebアプリケーションを開発する際のSession Timeout値の変更。
AllFusion Gen 6.5は、WebアプリケーションのSession Timeout値の変更ができるWEB-INF\web.xmlファイルを提供します。デフォルトで、Session Timeout値は30分に設定されています。WEB-INF\web.xmlファイルは、model.ief\javaフォルダ内またはEARファイル内にある生成されたアプリケーションのWARファイルにあります。WEB-INF\web.xmlファイルは、ビルト ツール スクリプト ファイル内の情報を元に動的に生成されたものです。新しいEARファイルを生成するためにビルド ツールのDeployボタンをクリックするたびに再生成されます。よって、model.ief\javaフォルダ内にあるWEB-INF\web.xmlファイルのデフォルトのSession Timeout値の変更情報は、失われます。EARファイルからの抽出を必要とするアプリケーションのWARファイルからWEB-INF\web.xmlファイルを抽出するのが、デフォルトのSession Timeoutを変更する最適な方法です。DOSプロンプトからjarコマンドを使用して、手動で抽出プロセスを行います。jarコマンドは、既存のWARおよびEARファイルに更新ファイルを戻す場合にも使用されます。
DOSウィンドウを開き、’jar’と入力し、enterを押します。他のオプションすべてで、jarコマンドのUsageを見ることができます。Sampleアプリケーションに対して、デフォルトのSession Timeout値を変更するために、DOSウィンドウからjarコマンドを実行した例は、以下の通りです。すべてのコマンドは、大文字、小文字を区別し、実行される順番が分かるように順番がつけられています。
注:Step4は、実行されるコマンドではなく、WEB-INF\web.xmlファイルを編集するために必要な手順となります。
1. cd C:\sample.ief\java\deploy
2. jar -xvf sample.ear sample.war
3. jar -xvf sample.war WEB-INF\web.xml
4. WEB-INF\web.xmlファイルをテキスト エディタで開き、Session Timeout値を変更し、ファイルを保存します。
5. jar -uvf sample.war WEB-INF\web.xml
6. jar -uvf sample.ear sample.war
上記のコマンドの意味:
1. model java\deployディレクトリに対して変更を行います。
2. earファイルからwarファイルを抽出します。
3. warファイルからWEB-INF\web.xmlファイルを抽出します。
4. WEB-INF\web.xmlファイルをテキスト エディタで開き、Session Timeout値を変更し、ファイルを保存します。
5. web.xmlを使って、warファイルを更新します。
6. warファイルでearファイルを更新します。
テスト用の目的でSession Timeout値が何度も変更される場合、手動で上記の手順を実行すると、タイプミスをしやすくなり、非常に手間がかかります。WARおよ
びEARファイルを抽出、更新することを簡単にまた、迅速にするために、上記の手順が自動化されます。バッチファイル内にjarコマンドを置き、ファイルを実行
することだけが必要になります。
上述のSampleアプリケーションの例で説明すると、バッチファイルの中身は以下のようになります。
cd C:\sample.ief\java\deploy
jar -xvf sample.ear sample.war
jar -xvf sample.war WEB-INF\web.xml
wordpad c:\sample.ief\java\deploy\WEB-INF\web.xml
jar -uvf sample.war WEB-INF\web.xml
jar -uvf sample.ear sample.war
上記のコマンドで、’wordpad’パラメータで始まるコマンドは、Session Timeout値の変更を実行する手順である前述の手順4に対応します。このコマンドは、実際、編集のためにワードパッドでWEB-INF\web.xmlファイルを開きます。Session Timeoutを変更、保存した後、ファイルを閉じると、引き続き、残りのコマンドが自動的に実行され、ディレクトリ内の指定したEARファイルが最初のコマンドで更新されます。(既述の手順1)
1つ気をつけないといけないことは、バッチファイルの内容は、モデル名およびロケーションに基づいて変更の必要があることです。全てのモデルにおいて、それぞれのバッチファイルが生成される必要があります。
Old Japanese Knowledge document ID: JTEC001750
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