CA 1には、APECと⾔う機能がありますが、どのようなものですか?
定義⽅法を教えてください。
Release:r12.6以上
OS: z/OS
APECはAutomatic Pointers Error Correctionの略で、CTS(Common Tape System)のサブタスクとして動作します。
主な機能としてはTMC内のチェーンエラーを⾃動的に検出し修正します。
CA 1のバッチユーティリティTMSPTRSよりエラー発⽣時に出⼒される以下のエラーを訂正します。
ERR24, ERR37, ERR41, ERR42, ERR43, ERR44, ERR51, ERR55, ERR78, ERR79 ERR67
定義⽅法:
APEC機能を利⽤する場合には、CTSと⾔うアドレス空間をCA1稼働中に常駐タスクとして稼働させる必要があります。
そして指定したパラメータの内容に従い、⾃動的にチェーンエラーのチェックを動作させます。
1. prefix.CTAPOPTN(CTSSTART)の修正
パラメータ説明:
STIME : APECのスキャン処理の開始時刻(デフォルト09:00)
ETIME : APECのスキャン処理の終了時刻(デフォルト17:00)
TRUN : STIMEとETIMEの時間内にスキャンする回数(デフォルトは1)
UPDATE : エラーが発⾒された時に⾃動的にTMCを更新する(デフォルト)
NOUPDATEを指定した場合には、⾃動更新されません。(※)
DELAY : スキャン処理の時間を設定(デフォルト002)
2. prefix.CTAPPROC(CTS)の修正
お客様のシステム環境に合せて、当該プロシジャーの内容を修正してください。
※NOUPDATEオプションを指定した時には、CTSのプロシジャー内のDD⽂の”*”を外す必要があります。
このDD⽂は、エラーがあった場合に、⼿動更新を⾏うための更新ユーティリティの制御カードの出⼒先となります。
CTSのコメント部分
//*TMSUPDTE DD DSN=TMSUPDTE.CONTROL.STATEMENTS(+1), (OPTIONAL)
//* DISP=(NEW,CATLG,DELETE),SPACE=(CYL,(5,5),RLSE), (OPTIONAL)
//* DCB=BLKSIZE=N*80,UNIT=&WRKUNIT (OPTIONAL)
//*TMSUDSNB DD DSN=TMSUDSNB.CONTROL.STATEMENTS(+1), (OPTIONAL)
//* DISP=(NEW,CATLG,DELETE),SPACE=(CYL,(5,5),RLSE), (OPTIONAL)
//* DCB=BLKSIZE=N*80,UNIT=&WRKUNIT (OPTIONAL)
//*TMSAGGR DD DSN=TMSAGGR.CONTROL.STATEMENTS(+1), (OPTIONAL)
//* DISP=(NEW,CATLG,DELETE),SPACE=(CYL,(5,5),RLSE), (OPTIONAL)
//* DCB=BLKSIZE=N*80,UNIT=&WRKUNIT (OPTIONAL)
3. CTSタスクの起動⽅法
S CTS
4. CTSタスクの停⽌⽅法
P CTS
カスタマイズの詳細に関しては、『CA 1 Automatic Pointers Error Correction(APEC)』をご覧ください。
Old Japanese Knowledge document ID:JTEC000650
CA 1のその他のFAQについては、以下のリンクからご確認ください。
CA 1 FAQ一覧表