CA JMRのISPFパネルから仮想テープにアーカイブされたJOBLOGを参照しようとすると、"DATA ON TAPE"と⾔うメッセージが画⾯の右上に出⼒されて
JOBLOGを表⽰させることができません。
この事象は、z/OSのアップグレードに伴って、いくつかのPTFを適⽤した後に発⽣しています。PTFを適⽤する前までは、正常に表⽰されていました。
以前と同じようにJOBLOGを表⽰させるには、どのようにすれば良いでしょうか?
Release : 4.6
Component : JMR - JOBLOG Management & Retrieval
この事象は、SCNWAITパラメータを機能拡張するPTF:QO74757(※)の適⽤によるもので、TSOのMOUNT属性の有無に関わらず"DATA ON TAPE”をISPFパネル右上に
発⾏するように変更しています。アーカイブテープのマウント要求をPTF適⽤前と同様に⾏うことを望まれる場合には、prefix.PPOPTION(PK46OPTN)内にSCNWAIT=Yを
指定してください。(SCNWAITのデフォルトは"N"です)
指定例)
SCNWAIT=Y, <=== 追記
DSN=JOBLOG.R46.SP3.JMR79000,
JMRARCH=CAPKARCH,
※QO74757について
TSOユーザーが参照したいSYSLOGがアーカイブテープに格納されていた場合は、TSOのMOUNT属性が付加されていると無条件にアーカイブテープのマウント要求を
⾏っておりました。そのため、TSOユーザーはテープがマウントされるまで端末操作が⾏うことができませんでした。
今回の機能拡張で、TSOのMOUNT属性の有無に関わらず"DATA ON TAPE”をISPFパネル右上に発⾏することによって、TSOユーザーは端末操作が可能になりました。
この機能はSCNWAITパラメータに"N"(デフォルト)が指定されているときに有効です。
なお、アーカイブテープにあるJOBLOGを参照する場合には、バッチ処理のCAPKSCANを利⽤することでJOBLOGを出⼒することができます。
この変更の詳細については、添付のQI74762(ファイル名:QI74762.pdf)をご覧ください。(注1)
ご参考:
SCNWAIT=Yを設定しても、まだ ”DATA ON TAPE”が表示される場合には、対象TSOユーザーの属性が"NOMOUNT"になっていないかを確認してください。
"NOMOUNT”の場合には、"MOUNT"へ変更してください。
また対象ユーザーに対して、必要に応じて、"MOUNT"属性に対して外部セキュリティプロダクトによって、アクセス権限が付与されているか確認してください。
確認コマンドの表示例
ACCOUNT
L (xxxxxx)
xxxxxx USER ATTRIBUTES: OPER NOACCT JCL NOMOUNT RECOVER
注1:ダウンロード・ファイルの名前について
ファイル名の先頭には自動採番された管理番号が付加されています。
Old Japanese Knowledge document ID: JTEC001255
CA JMRのその他のFAQについては、以下のリンクからご確認ください。
CA JMR FAQ一覧表