SMRのISPFパネルから仮想テープにアーカイブされたSYSLOGを参照しようとすると、"DATA ON TAPE"と⾔ うメッセージが画⾯の右上に出⼒されて
SYSLOGを表⽰させることができません。この事象は、z/OSのアップグレードに伴って、いくつかのPTFを適⽤した後に発⽣しています。
PTFを適⽤する前までは、正常に表⽰されていました。
以前と同じようにSYSLOGを表⽰させるには、どのようにすれば良いでしょうか。
--------------------- CA-SMR SYSLOG RETRIEVAL - V3.4 ------------DATA ON TAPE
COMMAND ===> CUR-DATE YY/MM/DD
JUL-DATE YY.DDD
SYSTEM ID ===> XXXX CUR-TIME HH.MM
START DATE ===> YY.DDD END DATE ===>
START TIME ===> END TIME ===>
REVIEW OPTIONS ? ===> N (Y/N)
SUBMIT BATCH JOB ? ===> N (Y/N)
Release : 3.4
Component : Syslog Management & Retrieval
この事象は、SCNWAITパラメータを機能拡張するPTF:QO74438(※)の適⽤によるもので、TSOのMOUNT属性の有無に関わらず"DATA ON TAPE”をISPFパネル右上に
発⾏するように変更しています。アーカイブテープのマウント要求をPTF適⽤前と同様に⾏うことを望まれる場合には、prefix.PPOPTION(PL34OPTN)内にSCNWAIT=Y
を指定してください。(SCNWAITのデフォルトは"N"です)
※QO74438について
TSOユーザーが参照したいSYSLOGがアーカイブテープに格納されていた場合は、TSOの MOUNT属性が付加されていると無条件にアーカイブテープのマウント要求を
⾏っておりました。 そのため、TSOユーザーはテープがマウントされるまで端末操作が⾏うことができませんでした。
今回の機能拡張で、TSOのMOUNT属性の有無に関わらず"DATA ON TAPE”をISPFパネル右上に発⾏することに よって、TSOユーザーは端末操作が可能になりました。
この機能はSCNWAITパラメータに"N"(デフォルト)が指定されているときに有効です。
なお、アーカイブテープにあるSYSLOGを参照する場合には、バッチ処理のCAPLSCANを利⽤することでSYSLOGを出⼒することができます。
この変更の詳細については、添付のQI74451(ファイル名:QI74451.pdf)をご覧ください。(注1)
ご参考:
SCNWAIT=Yを設定しても、まだ ”DATA ON TAPE”が表示される場合には、対象TSOユーザーの属性が"NOMOUNT"になっていないかを確認してください。
"NOMOUNT”の場合には、"MOUNT"へ変更してください。
確認コマンドの表示例
ACCOUNT
L (xxxxxx)
xxxxxx USER ATTRIBUTES: OPER NOACCT JCL NOMOUNT RECOVER
注1:ダウンロード・ファイルの名前について
ファイル名の先頭には自動採番された管理番号が付加されています。
Old Japanese Knowledge document ID: JTEC001266
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SMR FAQ一覧表