CA SMRで仮想テープシステム使⽤時のALIMITパラメータの使用方法について
Release : 3.4
Component : CA-Syslog Management & Retrieval
仮想のテープ装置はアーカイブとデータ・ウエアハウジングアプリケーションに広く使用されます。
この技術の使用はCA SMRのアーカイブ機能に影響を与えます。
ALIMITパラメータは、1本のアーカイブテープに複数のデータセットを保管する数を指定します。
物理テープを利用する時
最適な効率は、シングルテープボリュームに対して複数のアーカイブデータセットを積み重ねることによって、達成されます。
ALIMITパラメータは10から20範囲の値を設定してください。
仮想テープを利用する時
ALIMITは、"1"を設定しなければなりません。理由は以下の通りです。
仮想テープボリューム上にデータセットを累積することは、仮想テープの効率が低下するので推奨しません。
この理由は、仮想テープシステムが適切な順序でスタックされる物理的なテープボリュームにオフロードするまでデータセットを保存するためです。
物理テープから仮想テープにアーカイブ先を変更された場合にも、ALIMITに"1"を指定しなければなりません。
これは、ALIMITで指定した値よりもそのテープボリュームに格納されるデータセットが少ない場合に、そのテープボリュームに対してマウント要求がでます。
しかし仮想テープに同じボリュームがないので、仮想テープでのマウント要求ができなくなります。
これらの事象を防ぐためにも、アーカイブ先のUNITを仮想テープに変更した時は、ALIMITの変更が必要です。
Old Japanese Knowledge document ID: JTEC001257
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