EMで作成されるメトリックについて計算機やアラートが正しく動作しない場合がある。
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Introscopeで管理するメトリックの中にはAgentから送られたメトリックをもとに、EMで作成しているメトリックがあります。 以下が主なメトリックとなります。
- Backendsメトリックノード内
- Frontendsメトリックノード内
- JSPメトリックノード内
- Servletメトリックノード内
- WebServicesメトリックノード内
例えば、「Backends|orcl localhost-1521 (Oracle DB)」直下にあるメトリックAverage Response Time (ms)はAgentから送られたメトリックBackends|orcl localhost-1521 (Oracle DB)|SQL|.*:Average Response Time (ms)をもとにEMで再計算をして作成されます。
このようなEMで作成されるメトリックに対し計算機やアラートを実装している場合、メトリックが作成される(初めにデータプロットされる)タイミングでは、計算機やアラートが正しく実行できないことがあります。これは、Agentからのデータ取得、EMでのデータ作成、計算機やアラートのチェックなどの実行順序の仕様によるものとなります。
◆ 回避策
EMで作成されるメトリックに計算機やアラートを実装するのではなく、元となるメトリックをメトリックグループとして作成し、そのメトリックグループに対し計算機やアラートを実装して下さい。